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iCOM AH-4 内臓用コモンモードフィルター 18ターン巻き MP-MJコネクター付き 小型高性能 障害対策用コモンモードフィルター AH-4の内部に設置可能 アマチュア無線 電波障害対策 新品 | ABILITY RADIO PARTS
¥3,230 税込
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★iCOM AH-4用コモンモード・フィルター 18ターン巻き オス-メス MP-MJコネクター付き 小型高性能 耐入力1KW PEPの出品です。iCOM AH-4の内部に設置可能です。
野外用オートアンテナチューナーでは、チューナーから伸びる制御線や同軸ケーブルに高周波が乗り、これらがアンテナの一部として動作してしまう可能性があります。その結果、制御線や同軸ケーブルに流れる高周波が原因で障害が発生することがあります。これを防ぐためには、コモンモードフィルターを使用してチューナーの直近で高周波を遮断することが重要です。
SSBにて交信の際、変調が濁っている、歪んでいると指摘された事はございませんか。これはコモンモード電流が同軸ケーブルを介してリグに回り込む事により発生している可能性があります。このフィルターをお使いになることにより、この様な症状を防止しすることが出来ます。又、コモンモード電流による送信時のインターフェアや受信時の雑音の除去が可能です。
この製品は星和電気製の直径40mmのフェライト・コアに直径2.5mmのテフロン製の同軸ケーブルを18ターン巻いた、小型高性能、高耐圧のコモンモード・フィルターです。
対応周波数は1.8Mhz~50Mhz帯。7Mhz~30Mhzでは-40dBを越える抑止効果があり、1.8Mhz~50Mhz帯のバンドでも-30dB以上の抑止効果があります。第一電波工業社製のCMF2000の特性と比較すると1.9Mhzと28Mhz帯では同等ですが、3.5~24Mhz帯では本製品の性能が上回ります。7Mhz帯では本製品が-9dB上回りますが、50Mhz帯では-6.5dB劣ります。特性は写真をご覧下さい。
パッチンコア数個の処置では十分なコモンモード電流の排除は出来ません。パッチンコア TDKのZCAT2035-0930Aを5D-2Vに20個及び30個取り付けてコモンモード抑止効果の測定を行いました。結果は、以下の通りです。
【20個の場合】
3.5Mhz -15dB
7Mz -19dB
21Mhz -22dB
【30個の場合】
3.5Mhz -17dB
7Mz -21dB
21Mhz -24dB
コモンモードを十分に抑え込むには少なくとも-30bB以上の減衰量は欲しいところです。減衰量を-30dBにするためには減衰量は対数なので計算すると、パッチンコアは7Mhzで238個、3.5Mhzで600個必要になります。
この商品は7Mhzにおいて1KWで5秒間の連続キャリアーのテストをパスしておりAH-4の運用に十分対応します。初期不良等の問題が発生した場合は、ご連絡をお願いします。誠意をもって対応させて頂きます。
同軸ケーブルとコアは固定のために透明な接着剤により接着し、放熱性を損うことなく製品の安定性を向上させております。コモンモードによる雑音の除去やインターフェアの防止に大変有効です。コネクターは両端がオスとメスになっておりますので、iCOM AH-4の内部に現在のケーブルを延長する形で取り付ける事が可能です。
本商品はコアーが密封されておらず放熱が良好なため、7MhzのCWで500W、SSBで1KWの単体での運用では問題が無いことが確認されておりますが、高い周波数では同軸ケーブルの特性により、次の様な仕様となります。
<<仕様>>
周波数:対応周波数 1.8~50Mhz帯
インピーダンス:50Ω
挿入損失: 0.19dB (10Mhz)
入出力端子:MP-MJ オスとメス
耐入力:
1.8~21Mhz帯 1KW SSB, 500W CW
24~28Mhz帯 800W SSB, 400W CW
50Mhz帯 600W SSB, 300W CW
RTTY, FM, FT8等の連続送信の場合の耐入力はCWの50%となります。
この商品には芯線がむき出しになっているところが一切ありません。芯線がむき出しでは、折角の同軸関係を崩し、高周波は芯線とシールドに分離されて、芯線からの不要輻射はもとより、シールド側でも高周波回帰ルートにRやX成分が介在し、効果的なアースが期待できず不用輻射を招くことになります。このため、雑音の混入、SWRの悪化、高周波の漏洩、等の問題が生じます。
また、複数のアンテナのために、複数の同軸ケーブルをご利用の場合は、全ての同軸ケーブルにコモンモードフィルターを導入されることをお薦めします。7Mhzで運用中に、コモンモードフィルター未導入の430Mhzの同軸ケーブルを通じてトランシーバーのヘッドホンに回り込む事例がありました。その他、各種制御用ケーブルを通しての回り込みも考えられますのでご留意下さい。
【コモンモード信号とは】
同軸ケーブルを通過する信号には2種類の信号が有ります。一つがコモンモードで、もう一つがディファレンシャルモードの信号です。これらの信号には以下の特性が有ります。
コモンモード
この信号は同軸ケーブルの芯線と編み線を同相で進むもので、つまり、同軸ケーブル(芯線+編み線)と大地の間に発生する高周波で、雑音や不要輻射信号が持つ特性です。コモンモードはトライダルコアに対して芯線と網線を同相で進むためコアーに大きな磁束を発生させます。このため、フィルターが大きな抵抗となり熱を発生させます。ただ、雑音や送信波から発生するコモンモードはディファレンシャルモードである送信波と比べると通過電力ははるかに小さくなります。
ディファレンシャルモード
これは、通常の受信及び送信信号で同軸ケーブルの芯線と編み線を異相で進みます。異相で進むためコアーに発生する磁束は互いに打ち消し合って抵抗とはなりません。このため、基本的に送信波はコアーに熱を発生させません。
この商品は、フィルターの特性で同相の信号に対しては、強力に通過を阻害し、異相で通過する信号に対しては 、同軸ケーブルの通過損失のみで、フィルターとしては通過を阻害致しません。この事により送受信信号に影響を与えずに雑音やインターフェアの元となるコモンモードのみを低減することが出来ます。また、バランの様に積極的に送信波でコアーに磁束を発生させるような事が無いのでコモンモード・フィルターは比較的小さなコアーで機能します。実際に1KWのシングルトーンを5秒間送信してフィルターの温度を確認すると同軸ケーブルは若干温かくなりますが、コアの温度はほとんど変わりません。これはコモンモードに対しては高インピーダンスとなるため電流がほぼ流れず、ディファレンシャルである送信電力は異相であるためコアに磁束を発生させないためと考えられます。従いまして、発熱を気にしなければならないのはコアではなく、同軸ケーブルなのです。
【その他】
当店の商品には多くのバラエティーがありますので、他の商品も是非ご覧下さい。また、プラグのオス-メスの変更は無償で対応させて頂きますので、落札後にお知らせください。
フィルターをAH-4に取り付ける際は、シールドケースから13mm程のスペースを消しゴム等の非磁性体と瞬間接着剤を使って作ることで、減衰性能の劣化を抑える事が出来ます。スペースを13mm空けると性能の劣化はほとんど有りませんが、シールドにフィルターが接する状態では、10dB程性能が劣化しますのでご注意下さい。
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